シンプルな構造でゴミを自動排出 渦巻ストレーナ
例えば水力発電所の軸冷却水用ストレーナが・・・ 最近、異常気象で大雨が多く、既設のストレーナに木の葉や砂などのゴミが 多くて詰まる、詰まると警報が発報して昼夜関係なく現場に急行・・・ そんな事が増えていませんか? そんな時は渦巻ストレーナに替えませんか? 従来の掻き取り式の給水ストレーナは、ゴミが詰まると電動部から分解して 内部を清掃しなければならず面倒です。 渦巻ストレーナなら、万が一詰まっても蓋を開けてゴミを取るだけです。 水力発電所以外でも多くの実績がございますので、ご相談ください
水移送のための配管流速を活用した濾過エレメントを自己洗浄する 機能型ストレーナです。
渦巻ストレーナは水移送のための配管流速を活用した濾過エレメントを自己洗浄する
機能型ストレーナです。
この機能は渦巻ストレーナ本体容器の接線方向よりゴミの混じった水を導入し、
水流のもつ運動量で高速旋回流を発生させます。
この旋回流速は約 2m/秒で、強力な強制渦を濾過エレメント外側に発生させます。
渦巻ストレーナはこの渦の効果による遠心力の作用と濾過エレメント表面に付着する
ゴミの強制渦による剥離作用を利用しています。
渦巻ストレーナ220型は従来の200型に比重の小さいゴミ用の排出口(ブロー管)を追加した製品です。
従来の200型では比重の小さいゴミの排出には多めの水量を必要としました。
渦巻ストレーナ220型は排出口を追加する方法でロス水量を低減した改良型渦巻ストレーナです。
濾過エレメントは上側の径が大きく、下側の径が小さいテーパ形状です。
比重の大きい石などの濾過エレメントとの衝突などによる摩耗と損傷を避けるため中心軸側に逃げた構造としています。
他方比重の小さいゴミは容器中心軸側に寄りますので、濾過エレメントの上部径を大きく
し浮遊旋回状態の比重の小さいゴミを上部排出口へと誘導する構造です。
上部では、濾過板を通過する単位面積当たりの水量は少ないので、濾過エレメントへの
付着を少なくしていますが、付着したゴミは高速旋回流の剥離作用で再度浮遊状態に
戻す仕組みです。渦巻ストレーナの特徴
1) 機械的な駆動機構がないため故障が少なく、錆・腐食部分も少ないのです。
2) 下排出口(ブロー管)より比重の大きいゴミ、上排出口より比重の小さいゴミを排出
します。ゴミの質と量が季節的な変化などに対しても、各々のブロー条件の設定で
ロス水量を調節しながら対処できます。
3) 単相100V電源のみでゴミ排出を行えるタイマー体型ブロー弁を製作しています。
* 渦巻ストレーナ220型は木の葉、スライム、藻、苔、海草、
プラスチックなどの除去に適したストレーナです。